カラーヒーリング・イリスの色／Light Bodyへ

昔、アイドルタレントさんにやくざな格好をさせて写真を撮ろうという企画があって、
じゃあ、金子正次主演の『竜二』見たいな感じでって言われたのでその映画を見た。

見る前はなんだかなーと思っていたんだけど、
「この人ホンマモンのやくざか？自伝？」と思わせるような人間臭い迫真の演技に心奪われた。

すごく金子正次さんのことが知りたくなって本も買った。

この映画を撮ってるときにすでに末期癌で公開直後に金子正次さんは亡くなったって知って、
映画の主人公と重なってものすごく切なかった。

（彼はその他にもシナリオを書き溜めていて、
「竜二」を途中まで監督していた川島透さんがそれを自分のもののように作品化してるのに嫌悪感を感じた。
↑これは勝手にわたしがそう思っているんだけど・・・）


相手役の永島栄子さんの演技にも泣けた。

なぜか、今日思い出した。




竜二 名台詞 / 金子正次

『花の都に憧れて　　飛んできました一羽鳥

縮緬三尺ぱらりと散って　　花の都は大東京です

金波銀波のネオンの下で　　男ばかりがヤクザではありません

女ばかりが華でもありません

六尺足らずの五尺の体　　今日もゴロゴロ明日もゴロ

ゴロ寝さまようあたくしにも　　たった一人の餓鬼がいました

その餓鬼も今は無情に離ればなれ　　一人さみしくメリケンアパート暮らしよ

今日も降りますドスの雨　　刺せば監獄 刺されば地獄

あたくしは本日ここに力尽き引退いたしますが

ヤクザもんは永遠に不滅です』


予告編



高橋克典主演で『金子正次』を撮った映画を観てみようかな～～
と思っているところです。