2010年11月08日
昨年の日本映画をDVDで2本見ました。

昨日は、「沈まぬ太陽」
山崎豊子原作 渡辺謙主演、三浦友和助演
あの○○航空の実態をフィクションにした映画
こういう映画を見ると身が引き締まりますね。
思わずいろいろ検索してしまいました。^^;

今日は、「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」
いや~~どっちもさすが昨年の主演男優賞・主演女優賞をとっただけある作品、
わたしにとってはどちらも面白かったですわ!!
『ヴィヨンの妻』は松たか子演じる佐知の、
境遇に見あわないテンポのずれた妙に丁寧かつお上品な言葉使い
と
浅野忠信演じる大谷の迷惑で堕落的男なくせにどこか憎めないすっとぼけた文学的感性
作り手的に笑うところなのかどうか知らないけど、
佐知と大谷のやり取りの中に、
相手にはすでに自分の心・行いを見通されているとわかってしまっているがためにその状況を第三者的に見てしまう感覚
だからして悲惨な状況のくせしてどこか笑ってしまうくらい、
すでに心の中では現実に起こった、または起こりうることを重く受け止めていないような客観的な男と、芝居じみた女のやり取りに思わず噴き出した場面が多々ありました。
太宰治の世界観かどうかはよくわかりませんが、
シニカルなやり取り
面白かったです。(笑)
松たか子の歩き方、状況状況で『女』の違いを演じていました。
さすが女優さんですね。
Posted by アクエリアス at 23:22│Comments(0)
│映画・ドラマ
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